ボウリングでクランカーとはどのような投げ方かというと、ボールをレーンへ投球する時に、右投げの場合はレーンの左側からボールを投げて、ガターとレーンの境目ギリギリまでボールをカーブさせてから、大きく弧を描くように曲げてピンを狙うというものです。
特にアメリカではプロリーグの選手がよく使っている投球方法で、日本でもテレビでプロが投げているところをよく見かけます。
狙いとしては、1番ピンと3番ピンの間に当てる事でストライクをとるという投げ方です。
クランカーはボールを大きくカーブさせてストライクを狙う投球方法なので非常に見た目も派手で、高いスコアを目指す事も出来ることから、人気があります。
プロではなく、一般の人でもこの投げ方が出来れば、ボーリング場でもかなり注目を浴びる事が可能です。
しかしボウリングの初心者やあまりやった事がない人が、無理やりボールをカーブさせてピンに当てようとしても難しく、そもそも中々ボールは曲がりません。
投げる時に無理やり手首を回転させたりすると、かえってケガをする原因にもなりかねないので、ボールを曲げたいという気持ちはよく分かりますが、最初は正しいフォームからきちんと学んで、それが出来るようになってから曲げる練習をする事が必要です。
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クランカーの投げ方
では具体的にクランカーはどのように投げればよいかというと、大きく分けて二つあります。
まず片手で投げる場合は、肩を開いて、ハイバックスイングかダウンスイングで投げるという方法です。
指は中指と薬指をボールの下に入れる為、ひじや手首を曲げて、ボールをリリースする瞬間に、ひじを伸ばして手首は逆側に強く捻ります。
この動作を行う事で、ボールに強い回転を与える事が出来、大きなカーブになり、なおかつ破壊力も生まれる為ストライクを取れる可能性が高まります。
もう一つは両手を使ってボールに強い回転を投げるという方法です。
どちらの投げ方も安定してコントロールするには、かなりの技術力と筋力も必要とします。
その為初心者ではどちらの方法も中々習得するのは難しいです。
また、ボウリング場のレーンも場所が違えばオイルコンディションも全然違うので、同じ投げ方をしても、場所によってはボールの曲がり方もかなり変わってくるので、知識や状況判断がその都度必要となります。
プロには両手で投げる人もいますが、見ていても正直あまり格好が良くないので、マスター出来るのであれば片手の方がおすすめです。
しかし片手の方がより技術と筋力が必要なので、見た目などどうでもよく、ただ純粋にボウリングのスコアを上げたいだけであれば両手投げをマスターした方が早いです。
個人的にも片手投げのクランカーが格好良かったので何とかマスターしようと練習しましたが、結局完全にマスターする事は出来ませんでした。
やはりマスターするにはかなりの練習量が必要となりますが、何十球と投げているうちに腕や指が痛くなり、練習どころではなくなってしまい、すぐに挫折しました。
しかもある程度筋力も必要な為、プロならばまだしも趣味程度で遊ぶボウリングの為に筋トレをするのに嫌気がさしてしまい、今は普通に投げています。
プロでなくても、ボウリングの腕を上達させたいのであれば、是非クランカーをマスターすると良いですが、本当に経験上非常に難しいです。
確かに何回か練習をしていればボールを曲げる事は出来るようになります。
しかしそのボールを自分が狙ったところに投げるというのが非常に難しく、練習をすればするほど訳が分からなくなる場合もあるので、腕や指が痛くなったらすぐに練習を止めて、すぐにマスターしようとするのではなく、時間をかけてゆっくりとマスターする事をお勧めします。