ボウリングの球種の一つがフックボールです。
始めはレーンをまっすぐに進みピンに近づきますが、その後左に曲がってピンに食い込む軌道を描くボールとなっています。
これは、ボールが進む力に対して横回転を加えている為このような軌道を描く様になっており、何より他の球種に比べてもボールに安定感があり、さらにパワーも兼ね備えている点が最大の魅力と言って良いでしょう。
さらに自分の腕にも最も負担を掛けずに自然なフォームで投げる事も出来るので、ぜひマスターしておいていただきたい球種です。
フックボールで手首をひねるのは禁止!
みんな勘違いしているんですが、フックボールは手首をひねりませんw
リフトアンドターンで強いカーブをかける場合には手首をひねります!
どこかのプロがスコアアップの為にフックボールを紹介してからと言うもの、カーブとフックボールが混同してしまっている節がありますね~
フックボールは親指を10時の方向に向けて構えて、そのままリリースするまでずっと10時の方向に向けたままです。
投げ方について詳しくはこちらで。
ただ、フックボールは確かにボールが曲がるのですが、ここで注意したいのは手首をひねる事は決してやってはいけないと言うことです。
一般的なイメージから行くと、手首がまっすぐな状態であればボールはまっすぐに、ひねればボールが曲がって行くと思われがちです。
その為、ひねってボールに回転を掛けようとする人は実は珍しくないのですが、実はこれをしてしまったがためにボールは曲がらないと言う事になっている場合も少なくありません。
さらに、何より手首を痛めてしまう事もあるので十分注意しましょう。
フックボールの練習方法
練習方法としては、まずは力を抜いてボールを投げる所から始めてみるのも良いでしょう。
力を入れたままだとどうしても手首が固定されてしまいますが、適度に力を抜いたままだと手首が柔らかい状態になっているので、思っている以上にスムーズに動かすことができるはずです。
次に、よりフックを付ける為に、横回転を意識しましょう。
ここでのポイントは、親指をセットしたら、そのまま形を動かさないようにすると言うことです。
普通に行いたいなら、10時の方向にセットしたまま、より回転を付けてパワーを付けたいと言う時は、親指を12時の方向にセットします。
そして、スイングする時もそのままの向きで腕を振り、リリースする時に親指を抜きながらボールを動かして行きます。
ここでのポイントは、親指ではなく中指と薬指に意識を集中すると言うことです。
親指が抜けてから残っている中指と薬指でボールを少し回すように意識して投げる事で、回転がかかったボールにする事が出来るからです。
だから、親指は握り過ぎない様にしましょう。なるべく親指の余計な力を抜く事を意識しても良いかもしれません。
フックボールのリフトアンドターン
フックボールを上手に投げる為には、リフト&ターンを意識することが重要です。
リフトは中指と薬指でボールを持ち上げるような動作の事で、ターンはボールに回転を与えてその力wpアップさせる事です。
つまり、通常の投げ方よりもより回転がかかった状態に出来折るので、破壊力のあるフックボールにする事が出来ると言う訳です。
ただ、初心者の場合は良く分からないと言う事も少なくないでしょう。
そんな時は、まずは中指と薬指を意識する事、これを最初に始める事をお勧めします。
その2本の指でうまくボールに回転を加える事を意識すれば、徐々にボールが曲がる様になって行くはずです。
もちろん最初からうまく行く事は無いので、まずはしっかりと練習してみてはいかがでしょうか。
何度か練習してみると、自分の投げ方で徐々にボールが曲がる様になって行くはずです。
フックボールのイメージトレーニング
もう一つお勧めなのは、イメージすると言うことです。
イメージトレーニングなんて本当に効果があるの、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、案外頭の中で上手にイメージできるようになると体も自然に動くようになって行くと言う事は珍しくありません。
無理に体を動かしたとしてもボウリングは楽しめないので、手首をひねって練習している人がいたら、まずはそれをやめる事をお勧めします。
無理な体勢にならなくても、正しい指の形と力の掛け方さえ知っていれば、徐々にボールは曲がって行くはずです。
手首は固定して、指の位置を意識しながら投球するような練習を重ねていきましょう♪
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