ボウリングが両手投げでスピードアップするような事も考えられない事ではありません。
これはスピードアップというよりは筋肉のバランスを整えるという意味合いが強いという事があります。
筋肉をバランスよく鍛えることが出来るので、このような投げ方をしてみるという事も悪くはありません。
特にこれは練習量が多い人には効果的に働く可能性が高いという事が言えるかもしれません。
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片手だけで投げる練習をしていると、どうしても筋肉の付き方が偏ってしまうので、これで却って筋肉のバランスが悪くなってスピードが落ちたり、コントロールが悪くなるという事があります。
よくプロ野球の選手が右手だけでボールを投げる練習をするのではなく、左でも投げるようにするという事を練習の中で取り入れることが多いのですが、感覚としてはそのような感覚だと考えると良いでしょう。
体はバランスをとって立っているので、片側だけ異様に多く使って鍛えるという事をするとバランスが悪くなって安定性を欠いてしまうという事が分かっているので、このような事をするというわけです。
ボウリングのように正確性を必要とするような競技ではこのバランス感覚のようなものは非常に大切なものとなるので、筋肉を鍛えるにしてもバランスよく鍛えるという事が大切になるという事で、両手投げというような事をすることも悪いことでは無いという事です。
これは体の体感をコントロールするという意味でも大切な事といえるかもしれません。
特に練習が多くてフォームが固まったような後で、さらなるスピードアップを求めて筋肉を鍛えるというような事をした時には、この体のバランスが崩れて思った所に思ったスピードで投げることが出来ないという事があるので注意が必要です。
ボウリングのような繊細な競技は常にバランスというモノを意識してスピードアップや回転力をアップするという事を考えていかなければならないのかもしれません。
同じフォームで投げるという事でフォームそのものは固めていく事は出来ますが、そこからさらにステップアップを目指すということになると、様々な事を考えていく必要があるという事になります。
結局のところはボウリングは確率の高さを競うという事になるところがあって、スピードと回転力、そしてコントロールのトータルで最も優れた選手が勝つようになっているという事が言えるのかもしれません。
そのため、パワーだけが優れていても駄目ですし、バランス感覚だけが優れているという事でも駄目で、トータルとしての力が問われることになるのがこの競技の特徴という事になるでしょう。
ですから、スピードアップを狙う時にも常にバランスというものも意識して鍛える必要があって、こうした繊細なトレーニングを組み合わせていく事で、レベルを上げていく事になるという事が言えるのかもしれません。
単にまぐれでストライクを取るということであれば、そのような深いことを考える必要はありませんが、プロとなって他のプロに勝つという事を考えなければならない人ぐらいのレベルになると、常に勝つという事では無く、トータルで勝つという事を考えなければならなくなります。
その為には確率を上げていくという事が必要になるわけで、その為には筋肉をバランスよく鍛えるという事も大切で、この同じフォームで投げるだけのトレーニングでは限界があり、両手投げなどのトレーニングやもう一方の手で投げるというような事も考えて良く必要があるという事でしょう。
これによってバランスよく体を使うという事も体で覚えられるようになり、より確率が上がってくるという事が考えられます。
この確率は本当に微妙なところで決まるので難しいのです。